今後の見通しと課題

現在、市販されている極微弱光検出CCDカメラの性能は、非常に優秀です。今後の見通しとしては、CCDカメラの波長が、より長波長に延びるということと、荷電粒子などの非常に短い波長での検出器として使用されていくことが予想できます。また、素子数の多いもの、例えば、1024×1024pixelsや、2048×2048pixelsや4096×4096pixelsの大型のものの使用が可能となっていること、転送速度の高速化、ダイナミックレンジが大きくなること等が実現されています。

 今後の課題は、CCD素子の欠陥を減少させること、ソフトウェアの高速化と充実化です。とりわけ、ソフトウェアは最も重要で、最も時間がかかり、決して終わることのない課題ですので、従事する人たちのご検討をお願いしたいと考えております。

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